大田区中央の整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科

骨粗しょう症について
骨粗しょう症について

骨粗しょう症について

当院では、骨粗しょう症の診断と治療に力を入れており、DEXA法を用いた正確な骨密度測定を行っています。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症は、発病の最初の頃はほとんど自覚症状がありません。自覚症状がないからといって、放っておくと2~3年であっという間に骨折しやすい体になってしまいます。例:「背が縮んだ」「姿勢が悪くなった」「腰が重苦しく感じる」「ささいな事で骨折」

骨粗しょう症の骨の様子

正常な場合:海綿骨(かいめんこつ)が網目状となる骨梁(こつりょう)にて構成される。骨粗しょう症の場合:骨梁が減少して、網目構造が崩れて骨がもろくなる。

女性に多い骨粗しょう症

【60歳以上の女性に多い。】女性の骨の量が男性に比べて少ない。閉経に伴い卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少する。→生理的な面でのハンディ+カルシウムの摂取不足=骨粗しょう症/【閉経後の女性は特に注意】骨粗しょう症のリスク:50代→10.1%(10人に1人)、60代→31.8%(3人に1人)、70代以上→49.6%(2人に1人)参考:総務省人口統計

骨粗しょう症の薬物治療

骨粗しょう症の薬について【骨が溶けるのを抑えるもの】〈ビスフォスフォネート製剤〉飲むとしっかり働き、骨の量が減るのをしっかり抑えます。〈ラロキシフェン塩酸塩〉女性ホルモン様の作用します。【足りない栄養素を補うもの】〈活性型ビタミンD3製剤〉腸からのカルシウムの吸収を助けます。〈ビタミンK2製剤〉骨がつくられるのを促進するビタミンK2を補います。〈カルシウム製剤〉骨に必要なカルシウムが、食事から十分に摂れない場合に補います。

骨粗しょう症の生活習慣の改善

【カルシウムを十分に摂る】骨の材料になるので十分に摂ることが大切です。【リンやマグネシウムも必要】ただし、リンの取りすぎはカルシウムの吸収を妨げるので気をつけてください。【ビタミンDを摂る】カルシウムの吸収を助けます。【アルコールは控えめに】アルコールの飲みすぎは、カルシウムの吸収を妨げます。【たんぱく質は適量を】たんぱく質の摂りすぎは、カルシウムの利用を悪くするので注意してください。【喫煙に注意】喫煙はカルシウムの吸収を悪くするため、禁煙することが理想です。【塩分のとりすぎに注意】塩分を摂りすぎると、カルシウムの利用が悪くなります。