理学療法部門
医師の指示の下、身体機能回復(筋力、関節可動域、麻痺など)へのアプローチを基本に、起きる、座る、立つ、歩くといった基本的動作能力を高めるための訓練や指導を中心に行います。術後早期の方にも基本動作・歩行の獲得にむけた援助を行います。専門性を持ちながら治療を行うとともに、他職種と密な連携を取りながら、患者さんの日常生活活動(ADL)や生活の質(QOL)の向上を目指しています。
施設基準・事業(2023年4月現在)
施設基準
運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
対象患者
- 上・下肢の複合損傷、脊椎損傷による四肢麻痺その他の急性発症した運動器疾患又はその手術後の患者
- 関節の変性疾患、関節の炎症性疾患その他の慢性の運動器疾患により、一定程度以上の運動機能及び日常生活活動の低下を来している患者
リハビリテーション課の構成
理学療法士2名で構成されます。
当リハビリテーション課の特徴
運動器エコーの使用
運動器リハビリ実施時の様子
エコーは通常、医師や臨床検査技師が診断の補助として用いる検査機器です。
当院ではエコーを1台設置し、理学療法士が患部の炎症の状態や組織の動き、痛みを発している部位の同定など、リハビリの指標としてエコーを活用しています。
患者様一人一人への必要充分な単位の提供
患者様一人あたりの実績 | 平均 2.09 単位(2023年 2月現在) |
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患者様一人一人への必要充分な単位の提供に向けて、1人当たり2~3単位を目標に実施しております。
施設紹介
在籍スタッフの声
2016年 理学療法士免許獲得
運動器リハビリテーション認定医である院長と密に連携することで、整形外科領域の知識のみならず、急性期から生活期におけるリハビリテーションの考え方やリスク管理、生活指導方法などを学ぶことが出来ています。現在は急性期リハビリテーション病院や訪問リハビリテーションでの経験を基に、生活期における患者様のリハビリテーションの考え方や面白さを後輩指導の中で、伝えられるように努力しています。その他にも当院は学会参加・書籍購入補助があり研鑽 できる機会 が多く、また日本理学療法士協会登録・認定理学療法士などの資格を有した 理学療法士も在籍しているので、より専門的な知識を学べる機会も多いと思います。
2019年 理学療法士免許獲得
院長・看護師とコミュニケーションがとれやすく、連携しやすいと思っています。エコーを使用した運動器リハビリテーションも可能で、エコー所見等の様々な知識を学ぶことができています。先輩は自分の不明な点など一緒に考えてくれたり、教えてくれたりするので、非常に楽しく働けています。今後、研修など積極的に参加し自分の知識を増やしていきたいと思っています。
実績(2022年度)
処方数
理学療法処方数 | 343名(PT1人あたり171名) |
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2023年4月現在、処方数は開院以来増加しています。
内約(疾患別)
対象疾患
運動器 | 骨折(上下肢 手指 脊柱)、脊椎疾患、腱断裂、肩関節周囲炎、人工関節置換術 など |
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当院は主治医からの直接処方方式をとっているため、対象疾患は多岐にわたります。整形外科の代表的な疾患はもちろん術後早期の患者様のリハビリ介入も行っています。
新規採用に向けたメッセージ
「患者さんとのコミュニケーションを大切にする」という院長の想いを大切に、より良き医療を提供できる人材を募集しております。書籍購入、学会参加に補助があり、スキルアップを応援いたします。私たちと一緒に地域に根ざした医療の提供を目指しませんか?ご応募お待ちしております。